あの頃の君へ〜eternal love〜

冷えた身体を抱き寄せて
俺は初めて彼女の髪に触れた。



その表情はぐちゃぐちゃで
幼い子供みたいだった。



『なによ‥』



『何でそんなに優しくするのよ。』



『そんな事言われたらアタシ‥』



『ますますアンタの事
諦められないじゃない!』



"諦める‥?"



何だか一瞬時が止まったような気がした。



胸の中でなきじゃくる顔を
ハッキリと見る事は出来ないけれど



本当はずっと前から
俺はその涙の意味を知っていた。



『アタシは蓮が好き!!』



『初めて会った時から
ずっとずっと好きだった!』



『でも、蓮には最愛の人がいたから‥』



『アタシに出来るのは2人を
応援する事だけだって思ってた。』