あの頃の君へ〜eternal love〜

寂しい。



このままじゃ
孤独に押し潰されそうだ。



こんな夜は1人でいたくない。



そうだ。GRANDEに行こう。



マスターに会えば
少しは気も紛れるはずだ。



そうと決まれば即行動。



俺はすぐに店へと向かった。



『蓮!久しぶりだな!』



『ええ。お久しぶりです。』



ベルの付いたドアを開けると



マスターが優しい笑顔で
俺を迎えてくれた。



やっぱりここへ来ると
不思議なくらい心が軽くなる。



『マスター。』



『マティーニちょうだい。』



『はいよ!』



いつものカウンター席に座り
メニューも見ずにカクテルを頼む。



店内に流れるジャズの音色。



柔らかくて優しいオレンジ色の照明。



25歳になった今、



俺も少しは成長出来ただろうか?