あの頃の君へ〜eternal love〜

そしてこの年世界を揺るがす
大不況が日本を襲った。



その影響からか、



客足はますます減少し
ついにeternalは閉店した。



あれから1カ月。



俺は1人夜の街をさまよっていた。



どれだけ浴びるように酒を飲んでも
壊れた心は満たされるわけもなく‥



ただ時間だけが流れていった。



気づけば‥



街はクリスマスムード
一色に染まっていた。



駅前にある巨大なツリーには



無数のイルミネーションが
絶え間なく点滅している。



それを見て人々は笑顔を浮かべ



カップルたちは幸せそうに手を繋ぎ
俺の横を通り過ぎていく。



冬の風を感じながら



俺の足はいつの間にか
大好きだった店へ向かっていた。