あの頃の君へ〜eternal love〜

『オーナー!お願いです。』



『もう1度俺にチャンスを下さい。』



『俺はまだここから
離れたくないんです!』



『‥ダメだ。』



『俺はこれ以上お前たちに
迷惑をかけるわけにはいかない。』



『悪いが他店に移ってくれ‥』



そう言うと、



オーナーは終始うつむいたまま
俺の前から姿を消した。



これが2人にとって最後の会話に
なろうとは夢にも思わなかった。



俺の中の何かも
鎖のようにちぎれた。



それからの日々は
仕事にも身が入らず



店の後輩を引き連れては
毎晩飲み歩いてばかりいた。



仕事も恋愛も全く上手くいかない。



自分の無力さに苛立ちさえ覚えた。



もう飲んで全てを忘れたかった。