あの頃の君へ〜eternal love〜

『…………?』



その時、



食事を楽しむ俺たちの先に
ふと向こう側から視線を感じた。



『武瑠…?どうしたの?』



『いや…』



『あの子たちさっきからずっと
美希の事見てるなって思ってさ。』



『えっ…!?』



美希が後ろを振り返ると、



若い女性の2人組が
そうっとこちらへ近づいてきた。



『あの…もしかして……』



『成瀬(なるせ)美希ちゃんですか?』



『は、はい…』



『そうですけど…?』



その問いかけに
美希が小さく返事をすると、



彼女たちは嬉しそうに
歓喜の声をあげた。