あの頃の君へ〜eternal love〜

『これはもういらねぇか‥』



もはやゴミ同然とも言えるそれに
一体何の価値があるのだろうか。



どんなに戻りたいと願っても
あの頃の2人はどこにもいない。



"さよなら"



心の中でそう告げて
俺は指輪を店のゴミ箱へ捨てた。



美希への想いも思い出も何もかもを‥



悲しい。悲しい。悲しい。



もう二度とこんなに
誰かを愛する事もないだろう。



だから俺には失う物もない。



ふと夜空を見上げると
パラパラと粉雪が舞い散っていた。



それと同時に俺の目からも
堪えていた涙がこぼれ落ちた。



いっその事この雪のように
消えてしまえればいいのに。



そう思った25歳の秋
俺の恋は終わった。