あの頃の君へ〜eternal love〜

俺は彼女の両肩を掴むと
感情のままに強く揺さぶった。



まるで眠っていた自分が
再び目を覚ましたように。



『その男‥!!俺より
良い男なんだろうな?』



『……………。』



『答えろよ!!美希っ!!!』



声を張り上げるたびに
虚しさばかりが溢れていく。



怒りと嫉妬が入り混じって
気が変になりそうだ。



こんなの嘘だと言って欲しい。



ただの夢だと思いたい。



どんなに上から睨みつけても
嫌いになんかなれなかった。



俺はまだ彼女を愛していた。



『そんなの‥分からないよ。』



『私はただ普通の恋がしたいだけ!!』



『もう誰の目も気にせずに
静かに暮らしていきたいの!』



『ただそれだけなの!!』



彼女の目に涙はなく



それが本心だという事も
ハッキリと分かった。



美希の心の中にはもう
俺は存在していないって。