あの頃の君へ〜eternal love〜

"どうしてなんだよ!!"



思わずそう叫んで
しまいそうだった。



それなのに声にならない。



言葉に出来ない。



俺は何も言えないまま
胸の内で叫び続けた。



けど、



本当の地獄はここからだった。



『それからこれ‥』



『やっぱり受け取れない。』



彼女が差し出してきたのは
あの日俺が渡したリングのケース。



その指先からはもう
あのリングは消えていた。



それを目の当たりにした瞬間



俺の中の何かがガタガタと
音を立てて崩れていった。



『私ね、こっちで
好きな人が出来たの。』



『その人はいつだって
私を1番に考えてくれる。』



『偽りの愛ばかり売る
ホストとは違う!!!』



美希が目の色を変えて
大きな声で叫んだ。