あの頃の君へ〜eternal love〜

その時、奇跡が起こった。



改札口の向こう側で



俺は沢山の人々の中から
彼女を見つけ出す事が出来た。



『美希!!!!!』



今までにないくらい大きな声で叫んだ。



すると、



彼女は一瞬立ち止まって
こちらを振り返った。



『えっ‥!?武瑠っ!?』



美希が驚いた様子で目を見開いている。



俺は気持ちを抑える事が出来ずに
真っ先に彼女の腕を掴んだ。



1ヶ月ぶりに見たその姿は
今までで一番美しかった。



『なぁ‥』



『なんで電話に出ねぇんだよ?』



『メールもずっと返って来ねぇし。』



『‥ご、ごめん。』



『ずっと仕事が忙しくて‥』



美希が暗い表情を浮かべて
すぐに俺から視線を反らせた。