あの頃の君へ〜eternal love〜

ベッドに入って
足元に布団を掛けると



美希と2人で肩を並べた。



ピンクと白で統一された
可愛いらしい部屋。



彼女の家に泊まるのは人生初だ。



だから、



何だかいけない事をしているみたいで
俺の胸は子供のようにそわそわしていた。



『‥‥で、話って何?』



『実はね‥』



『私もうすぐ仙台に行くの。』



『はぁっ!?仙台‥?』



思わず目頭に皺を寄せて
そう聞き返してしまった。



俺には美希の言っている事が
さっぱり分からなかったからだ。



『なぁ、お前の店って来月こっちに
オープンするんじゃなかったのかよ?』



『‥うん。それがね‥』