あの頃の君へ〜eternal love〜

ちょっと可哀想だけど
こればっかりは仕方がない。



大事な彼女のためだから。



『よし!これでもう安心だな。』



『あ、ありがとう//』



美希が恥ずかしそうに
俺を見てうつむいた。



こんなに可愛い表情を見たのは
何だかすごく久しぶりに思えた。



『じゃあ、俺帰るわ。』



『いっ、嫌っ!!』



『お願い!今日は泊まってって!』



美希が後ろから俺の腕を掴んだ。



それはいつもより力強かった。



『いや‥でも、美希の親御さん
明日の朝には帰って来るだろ?』



『ううん。』



『帰りは明後日の朝だから平気!』



『それに私、武瑠に大事な話があるの。』



『大事な話‥‥?』