もう何を言われても構わない。



地獄へ堕ちる覚悟なら
とっくに出来てる。



『まぁ、なんかあったらすぐ言えよ?
オレに出来る事があれば協力すっから。』



『うん。サンキュー、優弥!』



オレはその肩をポンと叩くと
笑顔で更衣室を後にした。



オレが本気で愛した女性は
街一番の"魔性の女"だった。



その名も天使の仮面を
被った"悪魔"



1度ハマったら最後。



彼女の罠に掛かった
獲物は数知れずだ。



なのに、まさか自分が‥



恋に落ちた時にはもう
後戻りなんて出来なかった。



オレの心は既に
深く支配されていたから。



オレは彼女がどんな生き方をしていようと
その全てを受け止めるつもりでいる。



そう。



これがオレの愛し方だから。