あの頃の君へ〜eternal love〜

『おおっ‥!ナイスキャッチ!』



『えへへっ♪』



彼女が得意気に笑みを浮かべて
こちらにボールを投げ返した。



それは意外にも力強い球だった。



『オレさ‥!』



『こうやって好きな子とキャッチボール
するのが長年の夢だったんだ!!』



『えーーっ!?何それっ!?』



『いくら何でも大袈裟過ぎでしょ!』



『だって秀吉くんくらいモテる人なら
それくらい簡単な事じゃない!!』



『まさか‥!その逆だよ!』



『だって‥』



『オレには恋愛すら
無縁だったんだから。』



そう。



オレにとって"恋愛"は
ただただ遠い存在だった。



それは憧れという名の
空想でしかなかったんだ。