あの頃の君へ〜eternal love〜

今向かっているのは、



オレの学生時代からの
お気に入りの場所。



いつか本気で誰かを好きになったら



その時は必ず彼女を連れて
そこへ行こうと決めていたんだ。



『わぁ〜!』



『この道懐かしいなぁ〜!』



『私ね、去年までずっと
この近所に住んでたの!』



『えっ!?マジで!?』



ここは青々とした木々が
どこまでも続く広い並木道。



辺りは閑静な住宅地に
囲まれた平和な街だ。



『ほら!見える?』



『あの白いマンションよ。
あそこの最上階に住んでたの。』



彼女が指差す方に目を向けると
オレにもその物件はすぐに分かった。



そこは、入口からして高級な造りで
すごく家賃の高そうな高層マンション。



オレもいつかこんな所に住めたらいいなと
ただ憧れながら毎日通り過ぎていた。