あの頃の君へ〜eternal love〜

そんなある日の事。



夕方4時。



今日は1番乗りだろうと
張り切って店のドアを開けると



そこには既に支度を済ませた蓮が
いくつもあるテーブルをせっせと磨いていた。



『おう!秀吉、おはよう!』



『れっ、蓮!もう来てたの?』



『ああ!』



『てか、なんで掃除
なんかしちゃってんだよ?』



『そんなの新人のやる事だろ?』



『蓮はここのNo.1なんだし
雑用なんてする必要ないじゃんか!』



その言葉に



蓮がピタリと動きを止めて
不思議な目でオレを見つめた。



生意気なのは分かっていた。



でも、



そのNo.1らしからぬ行動に
オレはつい口を挟んでしまった。



それでも蓮は嫌な顔1つせず
あの日のオレにこう言ったんだ。