あの頃の君へ〜eternal love〜

本当に悲しかった。



まさか見ず知らずの女性に
こんな事を言われるなんて‥



けど、それは当然の事だった。



あの時のオレは本当にダサかったからだ。



だからオレは返す言葉もなく



ただしょんぼりと足元を
見つめるしかなかった。



"悔しい"



"悔しい"



"悔しい"



オレは何度も胸の内で叫んだ。



だが、凹んでばかりもいられない。



いつの頃からか



その思いが自信のない自分を
大きく奮い立たせてくれた。



絶対にカッコ良くなって



いつか必ず"秀吉"という名前が
似合う男になってみせるって‥



そんな時、蓮に出会った。



蓮もまた業界未経験のホストだった。