あの頃の君へ〜eternal love〜

『あ〜、確かにな〜。』



優弥が腕を組みながら
秀吉の言葉に深く頷いた。



『そう考えるとさ‥』



『オレはこの世に完璧な人間なんて
いないんだろうなぁって思うんだ。』



『蓮だってみんなの見てない所では
人知れず努力を重ねてたはずだし。』



『まぁ、こんなオレが
言うのもなんだけどさ‥//』



『ごめん。』



ちょっと格好つけすぎちゃったかな?と



どこか自信のない秀吉はすぐに口を閉じた。



自分はまだまだ人様の事を
語れるようなレベルじゃないんだと。



だが、優弥はすぐにこう切り返した。



『ばーか!そんな事ねぇよ。』



『俺、飛龍さんから聞いてるんだぜ‥?』



『お前がNo.1になった事!』



『えっ!?知ってたんだ!』



『ああっ!!』



優弥はまるで自分の事のように
秀吉の昇進を心から喜んだ。