あの頃の君へ〜eternal love〜

___その頃‥



開店前のeternalでは



今夜も元気なキャスト達の声で
大いに賑わっていた。



『おはよぉーございまーっっす!!』



すると、



派手な赤毛におろしたてのスーツを
身に纏った男が勢いよくドアを開けた。



『おう!秀吉!おはよう!』



『今日も元気だな!!』



通路にいた飛龍さんが
彼の横でにっこりと笑った。



『はいっ!元気だけが
オレの取り柄ですからね!』



『ははっ!そうだったな!』



『それなら聞いて驚け!』



『お前今月、"No.1" だぞ!!』



『ちょっ!マッ、マジっすか!?』



『万年5位のこのオレがっ!?』



秀吉は自身を指さしながら
驚いて目を丸くした。