あの頃の君へ〜eternal love〜

真新しいリクルートスーツに
初々しい爽やかな短髪。



そして、



時々かける黒縁の眼鏡。



そんな俺にあの頃の面影など
もうどこにもない。



『ううん!これはこれで
カッコイイから良いんだけど//』



『武瑠の黒髪なんて初めて
見たからビックリしちゃって!』



『とてもこの前までホスト
やってた人には見えないよ。』



『そう?』



『俺そんなに変わったかな?』



『うん!まるで別人だよ!』



『アハハハハッ!』



2人の声が雑踏の音に紛れて
暗闇の空へ消えていった。



こんな風に手を繋いで
ただあてもなく街を歩く。



こんな光景を



俺はどれだけ夢見ていた事か。