あの頃の君へ〜eternal love〜

"ありがとう。"



"こんな俺の事を
気にかけてくれて。"



それは決して届く事のない
2人への感謝の気持ちだった。



"店を辞めればすぐに忘れられる。"



ずっとそう思っていたのに…



西園寺 蓮は消えてなんかなかった。



きっと今も誰かの心の中で
生き続けているのだろう。



『美希!行くぞ?』



『うんっ!』



俺は彼女の手を引いて
そのまま店を後にした。



辺りはすっかり暗くなり



華やかな街中は今夜も
大勢の人々で賑わっていた。



『武瑠…』



『本当にサラリーマンになったんだね。』



『パッと見誰だか分かんなかったもん。』



『そう?』



『そんなに変かな?この格好。』