あの頃の君へ〜eternal love〜

『いやいや…//』



『僕そんなにモテるような
タイプじゃないですから。』



『あらあら〜!謙遜しちゃって!』



『でも…』



『その左手の薬指にしてるのは
大事な奥様との結婚指輪なんでしょ?』



『いえ、結婚はこれからなんです。
これはただのペアリングなだけで。』



『気が早いって言うか、単純に
僕が浮かれてるだけなんですけどね。』



『ははは!良いじゃない。』



『やっぱり、あなたほどのイケメンに
彼女がいないはずないものね!』



『みんなにはよ〜く言っておくわ。』



『鶴見君は落とせないわよって!』



長い髪をさらりと揺らして
彼女が俺にウインクした。



ホストを辞めたあの日から
初めてつけたペアリング。



ずっと大切な存在を隠し通してきた俺も



ようやく胸を張って
堂々と生きていけるんだと思った。