あの頃の君へ〜eternal love〜

そんなお調子者を前にして



俺はため息をこぼしながら
呆れた顔で彼女を見つめた。



まったく…



こんなタイプは初めてだ。



けど、



それとは裏腹に
不思議と嫌ではない自分もいた。



『なぁ…』



『お前っていつも
そんな感じなわけ?』



『そーだよ!?』



『"元気な子"好きでしょ?』



『あのなぁ…!』



『確かに俺のタイプは
"元気な子"だけど…』



『お前の場合はただ
うるさいだけだろ?』



『うわっ!ひっどーい!!』



『ずっと王子様だと思ってたのに
中身はドSのオラオラかよっ!!』