あの頃の君へ〜eternal love〜

___早朝4時。



店を出た俺たちは、



朝日も昇らぬ暗がりの道を
ただまっすぐに歩いていた。



しかし、



そこには人影もなく
冷たい夜風が頬を突き刺した。



『おーい!』



『 お前大丈夫か…?』



『えぇ〜っ!?』



『ぜーんぜん平気だって!!』



『アハハハハ〜!!!』



酔った夏希がフラフラと
俺の肩にもたれかかった。



『…ったく!』



『調子に乗って飲み過ぎるから
こういう事になるんだよ。』



ため息混じりの俺は



呆れた顔を見せながら
夏希の肩を抱きかかえた。



すると、



『ちょっと待って!』



ふと通りがかった公園の前で
彼女が突然立ち止まった。