『…よぉ!』



『あっ!連!』



『誕生日おめでとっ!!』



『ああ、サンキュ。』



今日2度目の"おめでとう"は
何だか新鮮で少し照れくさかった。



『もうお腹ペコペコ〜!』



『蓮は何食べる?今日はアタシの奢りだから
好きなモノなーんでも頼んじゃっていいよ♪』



夏希がメニューを広げて
目の前に差し出してくれた。



『じゃあ、俺はいつものハンバーグ!』



『いいね〜!さすが肉食男子っ!』



『おい!それってお前もだろ?』



『アハハ!バレてたぁ〜?』



『ばーか!当たり前だよ。
何年お前とダチやってんだよ。』



『そりゃそっか!』



『ウチラなんだかんだで
付き合い長いもんね〜。』



たわいもない話をしながら
俺たちはテーブルを囲んで昔を懐かしんだ。