『なんだ、お前かよ…』



『ちょっと!!!』



『なによ、その言い方ーっっ!』



『せっかくアンタの誕生日を
祝ってあげようと思ってたのに!』



相変わらず、



ガミガミと怒鳴る声が
可笑しくて



俺はバレないように
小さく笑った。



『ねぇ!』



『これからちょっと
出て来れないっ!?』



『あたし今honey'sにいるの!』



『マジで!?』



『じゃあ、支度したらすぐ行く。』



『オッケー!!』



『待ってるね♪』



『おう!』



そのまま電話を切ると、



俺はすぐに支度を済ませて
足早に店へ向かった。