すると、



そんな俺の背中を
飛龍さんが優しく押してくれた。



『蓮!』



『やってみたら
いいじゃないか!』



『お前が思っている以上に
雑誌の影響力は大きいぞ?』



彼のキラキラと輝く目に
俺の心は大きく揺れ動いた。



『例えば…』



『お前が紙面を飾る事によって
店にとっても良い宣伝になる。』



『また知名度が
上がっていけば…』



『新規客やキャストの
獲得にも繋がるんだ。』



『つまり、、』



『その相乗効果を利用すれば
より良い店作りをする事が出来る。』



『やらずに後悔するくらいなら
やってから後悔した方が良い。』



『そう思わないか?』