あの頃の君へ〜eternal love〜

その頃、



店内は満席となり



その半数がレオの指名客で
埋め尽くされていた。



『飛龍さん!』



『表で蓮さんのお客様が
2組お待ちなのですが…』



『今日はもう厳しいでしょうか?』



ホールを見つめる飛龍さんに
ヒデさんが横から声をかけた。



『そうだなぁ。』



『蓮の客を入れるために…』



『他の客を帰らせるわけ
にもいかないしなぁ。』



飛龍さんが苦い顔で
首をひねった。



時計の針はあっという間に
閉店1時間前を指していた。



時間がない。



表では俺の客が待っている。



なのに空席になる気配もない。



もうダメだと思った。



そんな感情が胸をよぎった時
事態は思わぬ急展開を見せた。