あの頃の君へ〜eternal love〜

本当は言いたい。



"今すぐ俺を助けて欲しい"と。



そうするうちに、



ホールの向こうでは



レオを囲んだ賑やかな
シャンパンコールが始まっていた。



"マズイ…"



俺の額に冷たい汗が滲んだ。



中央では、



レオが勝ち誇った様子で
こちらを見て笑っている。



当然だ。



今日の俺はまだ一銭も
売上げていないのだから。



それに加えて、



俺の来客予定は



スミレさんを含めても
たった3組だけ。



中でも最も単価の良い客は
隣にいる彼女しかいない。



"だったら、この女に
とっとと使わせちまえよ!"



俺の中の悪魔が今
耳元でこう囁いた。