あの頃の君へ〜eternal love〜

『…よし。』



『誰もいないな?』



開いたドアの隙間から
大哉が目を細めて更衣室を覗いた。



『先に入れよ。』



『はい。』



ルイを先に通すと、



大哉は周囲を警戒しながら
ゆっくりとドアを閉めた。



『あの…』



『1つ疑問なんですけど…』



『俺らアイツのロッカーの鍵を
持ってるわけでもないのに…』



『一体どうやるんです?』



ズラリと並んだロッカーを前に
ルイが首を傾げた。



『それなら問題ない。』



『ここの鍵はド素人の俺でも簡単に
開けられるほど作りがあまいんだ。』



そう言って、



大哉が小さな鍵穴に
細い針金を差し込んで



それを左右に揺らした。



『ほら、こんな風に…』



すると、



ロッカーのドアは
いとも簡単に開いた。