あの頃の君へ〜eternal love〜

『ちょっとごめん。』



『これロッカーに
閉まってきてもいい?』



『うん。』



俺は再びそこを離れて
軽い足取りで更衣室へ向かった。



"ホストになって
本当に良かった!!"



そう思えたのも



きっとこの日が初めてだった。



『ところで…』



『どうして最後に
別れの曲を弾いたの?』



スミレさんがグラス片手に
俺の顔を見上げた。



『なんでだろ?』



自分でも分からない。



どうしてそれを選んだのか。



けど、



俺はきっと気づかぬうちに



彼女との別れを予期して
いたのかもしれない。