あの頃の君へ〜eternal love〜

そして…



『ありがとうございました!』



演奏を終えた俺はみんなに
感謝の気持ちを伝え



沢山の拍手喝采を浴びながら
しばらく頭を下げ続けた。



やりきった達成感と



どこかもの寂しい余韻だけを残して。



『蓮!お疲れ様!』



『本当にすごかったわ!』



『私思わず聞き入っちゃった!!』



スミレさんが大きな拍手で
俺を笑顔で迎え入れてくれた。



『こちらこそ。』



『喜んでもらえて嬉しいよ。』



本当に夢のような時間だった。



俺のピアノで



こんなにも沢山の人々を
笑顔にする事が出来たのだから。



『あと、これ…』



『聞かせてくれたお礼って
わけじゃないんだけど、、』



『蓮に似合うかな?って
思って選んだ物なの。』



そう言って彼女が
俺に白い紙袋を手渡した。