あの頃の君へ〜eternal love〜

ピアノを前に



俺は背筋をピンと伸ばして
ゆっくりと椅子に腰を下ろした。



そして、



全ての指を鍵盤に乗せると



大きく深呼吸をして
まっすぐに前を見つめた。



俺はこれから



彼女と交わした2つ目の
約束を果たそうとしている。



"大丈夫。"



"きっと上手くいく。"



瞳を閉じて、



心を1つにして、



俺はペダルを踏みこんだ。



〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜



鍵盤から溢れるメロディが
俺の胸を熱くさせる。



しなやかに、



全身でこの音を感じて…



気づけば、



俺の指先もまた楽しそうに
鍵盤の上を踊っていた。



まるで、



一流のピアニストにでも
なったかのように…