あの頃の君へ〜eternal love〜

『何だか困らせちゃったみたいね。』



『勝手な事してごめんなさい。』



彼女が寂しそうな顔で
ガックリと肩を落とした。



『あっ、いや…!』



『そういう意味じゃないんだ。』



『俺、ピアノの値段に
詳しいわけじゃないけど…』



『さすがにあれは桁ハズレだろ?』



おそらく、



あのピアノは最低でも
100万円以上はする高級品だ。



なのに、



彼女は一体どうやって
それを手に入れたんだろう。



『実はね!』



『例のお金が戻ってきたのよ!』



『えっ!?あの300万が?』



『そうなのっ!!』



スミレさんが嬉しそうに
その話を続けた。