あの頃の君へ〜eternal love〜

『今日は駅まで送るよ。』



『えっ!?いいの??』



『ああ。』



俺は彼女の肩を抱いて
ゆっくりと駅へ足を向けた。



その時、



ふと向こう側へ目をやると



信号機の前で眩しい光を放つ
黒塗りの高級車が目に映った。



"カッコイイな…"



そう思ったのも束の間、



信号が青へ変わると同時に



車は猛スピードで
こちらへ向かって突進した。



それはまるで、



俺たち2人を狙って
いたかのように…



『危ないっ!!!』



とっさに彼女をかばった俺は
ガードレールに肩を打ち付けた。



一方、



急ブレーキで止まった車は



細い道路にくっきりと
タイヤの跡を刻んでいた。