あの頃の君へ〜eternal love〜

そうだ。



俺にはマジックがあった。



スミレさんの言葉で、



俺もまた忘れかけていた
自分に再び出会う事が出来た。



そう。



誰よりも人を喜ばせる事が
好きだったあの頃の自分に…



『じゃあ行こうか?』



『うん。』



2人で肩を並べて、



俺たちはゆっくりと
店の出口へ向かった。



『ところで…』



『蓮は今でもピアノが好き?』



『ああ。』



『実家に帰った時なんかは
気分転換に弾いたりしてるよ。』



『そう。じゃあ…』



『ショパンの曲は弾ける?』



『私ノクターンが大好きなの!』



スミレさんが俺を見て
楽しそうに笑った。