あの頃の君へ〜eternal love〜

『ううん。違う。』



『えっ…!?じゃあ、左…?』



『残念!それも違う。』



俺は何もない両手のひらを
彼女の前で大きく広げた。



『スミレさん…』



『コースターの下をよく見て?』



ニヤリと笑みを浮かべて
俺は彼女のグラスを指さした。



『まさかそんなわけ…』



半分疑いの眼差しを見せながらも



彼女は俺の言うままに
そっとコースターをめくった。



『、、えっ…!?』



『どうしてっ!?』



そこから現れたのは
やはりあの500円玉だった。



それを目にした途端、



スミレさんが満面の笑みで
俺の顔を見上げた。