あの頃の君へ〜eternal love〜

『うん。』



俺はそう一言だけ返して
自分のグラスに手を伸ばした。



そして、



彼女は全てを委ねるように
俺の隣で目を閉じた。



『私ね、、』



『彼と別れようと思ってるの。』



『別れてどうするの?』



『それはまだ考えてない。』



『でもね…』



『先日やっと借金を完済したの。』



『そしたら急に何の目標も
なくなっちゃって…』



『だからせめて
自由になりたいの。』



『もうこんな汚い自分とは
早くサヨナラしたいから…』



もっともっと
自由に空を羽ばたきたい。



そんな心の叫びが
俺には聞こえた。



彼女はまるで狭い鳥かごの中で
その日をじっと待ちわびている



孤独な小鳥だ。