あの頃の君へ〜eternal love〜

すると、



突然秀吉の表情が曇った。



『でも…』



『蓮は来月で店辞めちゃうんだろ?』



『ああ。』



『だったら、、』



『どうしてもっと早く俺に
言ってくれなかったんだよ…』



秀吉はそっと顔を上げて
寂し気に俺を見つめた。



『言えない理由があったんだよ。』



俺の気持ちが固まるまでは…



『実はさ…』



『俺、結婚するんだ。』



『、、えっ…!!?』



『マジでっ!?』



『ついにっ!?』



秀吉が俺の言葉に驚きながら
大きく背中をのけぞらせた。



『俺…』



『この前入院中にはずみで
プロポーズしちゃってさ。』



『まだ指輪も渡してないから…』



『明日美希に会ったらもう1度
ちゃんと伝えようと思ってんだ。』