あの頃の君へ〜eternal love〜

『スミレさん…』



『ちょっと酔ってきた?』



『ううん。全然よ…?』



彼女はそう否定したが、



俺にはほんの少しだけ



その艶やかな頬が赤らんで
いるように見えた。



『ねぇ、、』



『蓮は昔ピアノとかやってた?』



彼女が突然肩にもたれかかる
ようにして上半身を俺に預けた。



『どうして分かった?』



『そんなの…』



『その手を見ればすぐに分かるわ。』



『昔ピアノを弾いてた人って
すごく綺麗な手をしてるから。』



スミレさんが俺の手を取り
その指先にそっと触れた。