あの頃の君へ〜eternal love〜

『なんかごめんね…?』



『お店でこんな話しちゃって。』



しんみりとした空気を
かき消すように、



芽依がそっと口を開いた。



『いや、いいんだ。』



『大事な話だったわけだし。』



『じゃあ…!』



『今日はいーっぱい飲もう♡』



『それで嫌な事も
ぜーんぶ忘れちゃおっ!』



『ねっ…?♡』



彼女はそう言って、



次々に高額なボトル
ばかり入れてくれた。



『蓮さんお願いします。』



『あっ、はい…!』



そんな2人の傍から、



ヒデさんが俺に
移動の指示を送った。



『王子しゃま…ご指名?』



『ああ、多分な。』



『そっか…♡』



『じゃあ頑張ってね♪』



『行ってらっしゃーい♡"』



芽依が笑顔で手を振って
俺を送り出してくれた。