あの頃の君へ〜eternal love〜

『それじゃあ…またな。』



2人の笑顔を胸に焼き付け…
俺は店を後にした。



今夜は人通りもなく
静まり返っているこの街。



煌びやかなネオンの光でさえ
今日はなぜだかもの寂しい。



『はぁ…』



特に家路を急ぐ理由もない。



小さくため息をつきながら、



俺はトボトボと
1人夜道を歩いていた。



すると突然、



真っ暗闇の細い路地から
細長い腕が飛び出してきた。



______!!!!



『や、やめろっ…!!』



それは俺の腕を捉え、



抵抗すればするほどに
力強さを増していった。



やがて、



腕は次第に肩へと回り…



俺は身体ごと暗闇の中へ
引きずり込まれた。