あの頃の君へ〜eternal love〜

『まぁ、楽しみに待ってろって…!』



『今から準備してくるからさ?』



『う、うん…。』



『じゃあ、凛ちゃんも
ゆっくり楽しんでってね!』



『はっ、はいっ…!!//』



俺は2人に声をかけると、



すぐに席を離れ
ステージへ向かった。



そして、



俺の背中がステージ裏へ消えると…



一瞬にして2人の間に
不思議な沈黙が流れた。



『…………。』



夏希はまっすぐに前を見つめ



突然無表情のまま口を開いた。



『ねぇ…』



『凛ちゃんはさ、、』



『蓮の事…本気で好き?』



『、、えっ…!?』



この時、



彼女が初めて目にしたのは…



いつになく真剣な目をした
夏希の姿だった。