あの頃の君へ〜eternal love〜

『……大丈夫。』



『芽依は誰にも怒られないよ。』



『だって、、』



『家には使用人しかいないから…。』



そう言うと、



彼女の瞳から
再び涙がこぼれ落ちた。



『芽依…』



そして、



俺はそれ以上何も聞かずに
ただ黙って彼女を抱き締めた。



『パパはきっと…
芽依の事なんて忘れてる。』



『だって…家に帰ってくるのも
月にたった1度だけなんだもん。』



『だからせめて、、
ママが居てくれたら…』



『こんなに寂しい思いなんて
しなかったのにな…って。』



そうして、



彼女は悲しそうな表情を
浮かべたまま…



誰も知らないその生い立ちを
俺だけに聞かせてくれた。