あの頃の君へ〜eternal love〜

そして、



俺もまたとびきりの笑顔で
彼女にこう返した。



"蓮"という偽りの仮面を被って。



『そう。凛ちゃんは良い子だね。』



『すごく嬉しいなぁ〜!』



『じゃあ凛ちゃんは俺の事
分かってくれるんだね‥?』



『…はいっ!!もちろんっ…///』



『ありがとう。』



『…本当に可愛いね!』



なんて言葉にもない発言をするんだろう。



“蓮“という男は‥



彼女は何1つ分かっていない。



夜の人間とは好きなだけでは
付き合えないという事を‥



そうして、しばらく会話を弾ませていると



夏希が手元の時計を見つめながら
2人の間に割って入った。



『そういえば、今日もそろそろ
ショータイムの時間じゃないっ?』



『ああ、そうだな…!』