あの頃の君へ〜eternal love〜

『わぁ…♡すごーいっ!!』



華やかなシャンパンコールに包まれ



彼女は一気に"主役"になった。



そして、



瞳をキラキラと輝かせて
キャストたちを見上げていた。



"なんて良い気持ちなんだろう"



俺はこの時、



かつてない快感を覚えた。



"優越感に浸る"とは
まさにこの事だろう。



今だけはまるで自分が
無敵になった気さえする。



そんな俺にとって初めての
摩訶不思議な体験だった。



『乾杯ーっっ!!!』



夢のような時間は
あっという間に終わった。



そして、



1人ずつシャンパンの
注がれたグラスに口をつけ…



全員がそれを空けようとした。