あの頃の君へ〜eternal love〜

『姫、今日は何が飲みたい…?』



俺はメニューを手に取り、
彼女に尋ねた。



『う〜ん…』



『今日はい〜っぱい!
お酒が飲みたいなっ…♡』



そうして、彼女は楽しそうに
パラパラとメニューをめくった。



すると、



ある1ページを開けた途端に
彼女の右手がピタリと止まった。



『…あっ!これっ!!』



『芽依ね、これがずーっと
飲んでみたかったのっ♡"』



彼女が指さしたのは、
ドンペリの"ピンク"



この店では1番安い
"白"と呼ばれる物でも
1本5万円はくだらない。



そして、ピンクの値段は12万だ。



彼女は本当にこんな高価な酒を
注文するつもりなのだろうか…