あの頃の君へ〜eternal love〜

しかし、
その横顔を眺めているうちに…



俺は、彼女が単に不機嫌な
わけではないと気がついた。



それは、時折見せる寂しそうな表情が
誰かに何かを訴えているように思えて
仕方なかったからだ。



『…何か嫌な事でもあった?』



『……別に。』



そう小さく問いかけても
彼女の反応は相変わらずだった。



それでも、一言返事をくれた事に
俺はほんの少し胸がホッとした。



その瞬間、、



艶やかな黒髪がかすかに揺れ
店の照明がキラキラと彼女を照らした。



『髪…綺麗だね。』



『、、えっ!!?』



彼女は動揺した様子で
その長い髪を大きく揺らした。