あの頃の君へ〜eternal love〜

『蓮!フリー1名様に付こう!』



『はいっ!』



こうして、



俺が案内されたのは
やはり例のVIP席だった。



『初めまして。』



『蓮と申します。』



『お隣失礼してもよろしいですか?』



『………………。』



彼女は俺と目を合わせる事もなく
まっすぐに向こう側を向いていた。



年齢は20代前半くらいだろうか。



『あの…』



『お酒をお作りしても
よろしいでしょうか…?』



彼女の顔色をうかがうように
俺はそっと隣で声をかけた。



『………いらない。』



しかしあっさりと断られ、



俺は早くも心が折れそうになった。