あの頃の君へ〜eternal love〜

『悩み事…か……。』



やっぱり聞かれたくない事
だったのだろうか。



優弥の表情はみるみるうちに
曇っていった。



『俺…皆みたいにサッカー
上手くないからさ、、』



『何だか、周りの足を引っ張ってる
ような気がして…』



『なかなか皆と馴染めないんだ…。』



優弥は表情を変える事なく、
何もない地面に顔を落とした。



『時々思うんだ。俺は皆にとって、
必要な存在なのかな?って…。』



『本当は、俺なんか
いらないんじゃないかって…。』



俺は、ベンチから立ち上がると
地面に腰を下ろして優弥を見上げた。