あの頃の君へ〜eternal love〜

_____ボンッ!!!



『うわーっ!!負けた〜っ!!』



『仲村さん、やっぱ上手いなぁ〜!!』



そう言って、俺はあっけなく
地面にボールを落としてしまった。



すると、優弥は照れくさそうに
俺に向かって微笑んだ。



『先輩!ここ座りません…?』



『、、うん。』



疲れた身体を休めるように、
2人はゆっくりとベンチに
腰を下ろした。



そして、誰もいないグラウンドを
眺めながら…俺は静かに口を開いた。



『あの…、、前からずっと
気になってたんですけど…』



『先輩は何か…
悩み事でもあるんですか?』



俺はペットボトルに手を伸ばして
半分水を飲み干した。